地球温暖化防止は現代社会の最重要課題と位置づけられています。 弊社は、この最重要課題に取り組むべく、(財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)が進めるBESTプロジェクトに参加しています。 BESTは京都議定書で定めた我が国の二酸化炭素削減目標を達成すべく、主に事務所ビルの二酸化炭素排出量を計算できます。 事務所ビルは工場や運輸などの部門別二酸化炭素排出量で最も増加率の大きい部門であり、早急に対策を講じなければならないのです。 このため、国土交通省は都市部などの一定規模の建物について、新築・改修する際に省エネ計画書を提出することを義務づけています。 東京都では、さらに二酸化炭素排出量削減そのものを義務づけ、達成できなければ罰金を科すこととしています。

日本の部門別CO2排出量
エネルギー
変換部門
産業部門 運輸部門 業務部門 家庭部門 工業プロセス 廃棄物
1990 67.8 482.2 217.4 164.3 127.5 62.3 22.7
1995 73.0 471.5 257.6 185.1 148.1 64.3 28.5
2000 70.8 467.3 265.4 205.6 157.5 56.9 32.9
2005 78.5 455.6 256.8 237.6 174.3 53.9 36.7
単位[百万t] <出典>温室効果ガスインベントリオフィス「日本の1990年度から2005年度の温室効果ガス排出量データ」

このような行政の動きに対して、建物の二酸化炭素排出量削減を目標とした計算ソフトは未だ販売されておらず、多くの建築事務所が検討中にとどまっています。 弊社はBESTの計算エンジンを開発した経験から、以下の計算代行サービスを提供します。

  • 建物年間空調負荷
  • エネルギー消費量概算
  • 年間時刻別空調負荷
  • 室内環境シミュレーション
  • システムシミュレーション

同種の計算を行うソフトは既に多くありますが、それらは空調システム(CEC/AC)に絞られています。 空調システムのエネルギー消費は建物全体の四割程度です。したがって従来のソフトは全てのエネルギー消費を同時に計算できるわけではありません。 しかし、全てのエネルギー消費が同時に計算できなければ二酸化炭素排出量を削減することは困難です。 BESTは照明や衛生も空調と同時に時系列で計算できます。照明は実際の気象データによる昼光制御を扱えます。
これらによって、今日的な建物のエネルギー消費を漏れなく計算できることが特徴です。
また、今後重要になる領域として以下のシミュレーションも行います。

  • 太陽光発電の効果
  • 雨水利用の効果
  • コージェネレーションシステムの効果

お客様は、この計算代行サービスをご利用いただくことで、既存建物の環境性能を改善し、また新築する建物のサスティナビリティーを設計に反映することが出来ます。